肢体不自由児施設ってどんなところ?

肢体不自由児施設には、
手や腕(上肢)、あし(下肢)、背骨などに
持続的な機能障害を持った児童が入所しています。

 

そして、長期入院治療や機能訓練、生活指導などを
行っています。

肢体不自由児施設で働いている人の職種

肢体不自由児施設では、施設長、事務員、保育士、
児童指導員、職業指導員、機能訓練員、看護職員、
医師、栄養士、調理員などが働いています。

 

・医療

 

医療部門には、整形外科、小児科などがあり、
整形外科では診察や治療のほか、手術療法、
リハビリのプログラム制作、装具の作成などを行っています。

 

・小児科

 

乳児の発達障害の早期診断と早期治療を目指します。

 

・リハビリテーション科

 

リハビリテーション科は、医療部門と小児科と連携し、
障害をもっている子どもの社会生活への適応を高めます。

 

リハビリテーション科では、理学療法士や作業療法士、
言語聴覚士が、専門的知識を用いて対処します。

 

・教育

 

入所している児童、一人ひとりに合わせた内容に従い、
教育指導をしていきます。

 

教育指導の内容は、社会生活への適応力を養うための指導や支援などで、
集団生活の中で学ばせます。

肢体不自由児施設で働いている人が持っている資格

肢体不自由児施設で働いている人は、
保育士、理学療法士、作業療法士、言語療法士、
児童指導員、看護師、医師、栄養士・管理栄養士、
調理師などの資格を持っています。

 

・理学療法士

 

理学療法士は、運動発達を中心に、子どもが持っている能力を引き出します。

 

・作業療法士

 

佐料療法士は、生活していくうえで必要な技能習得の援助や指導を行います。

 

・言語療法士

 

言語療法士は、言葉の発達が遅い子どものコミュニケーション力を育てます。

 

・保育士

 

病棟保育や母子保育の場で、入所している子どもを保育し、
保護者には、子どもとの遊び方をレクチャーします。

 

・栄養士

 

栄養士は、障害を持った子どもにあった食事の提供が必要です。

 

単調ではなく、創意工夫をし、子ども達が、
おいしく楽しく食べられる食事を作ります。

肢体不自由児施設の施設概要

肢体不自由児施設は、手足や身体に障害をもっている
0歳から18歳くらいまでの子どもに
機能訓練や教育、生活指導、長期治療をしながら、
社会に適応できるように、
また自活できるような力を養わせるための施設です。

 

場合によっては、20歳以上まで延長されることもあります。

 

施設の規模や多種多様ですが、
ほぼ各都道府県に設置されています。

 

肢体不自由児施設は、世界各国でみても、
日本が最も充実していて、障害をもった子どもへの総合的な
福祉施設として世界でも評価されています。

 

肢体不自由児施設には、自宅から通ってくる子どももいます。

 

障害を持っている子どもやその家族にとって、
肢体不自由児施設の職員は、不安と負担を軽減する役割を担っています。

肢体不自由児施設の将来性

全国の肢体不自由児施設で培われてきたノウハウは、
福祉施設全般に影響を与えています。

 

また、肢体不自由児施設は、
日本に「リハビリテーション」という言葉を定着させた
歴史ある施設です。

 

子どもの障害は、重度重複化していますし、
多様化してきています。

 

障害を持つが故に、親から虐待を受ける子どもや、
経済的に障害を持った子どもを育てることができない家庭などへの
柔軟な対応が必要です。

 

肢体不自由児施設は、今後も障害を持った子どもの、
そしてその保護者の、大切な受け皿となっていくと思われます。