婦人保護施設ってどんなところ?

婦人保護施設は、保護を必要とする女性が入所する施設です。

 

この施設では、入所者の生活指導や職業訓練の自立支援が行われています。

 

そして、婦人保護施設は、DV(配偶者からの暴力/ドメスティックバイオレンス)から逃れる
女性のうけ皿としての存在価値が高くなっています。

婦人保護施設で働いている人の職種

婦人保護施設には、施設長、生活指導員、職業指導員、事務員、心理職員、
栄養士、調理員などの職種の人がいます。

 

生活指導員と職業指導員は、入所女性が社会復帰できるまで、
見守りながら指導をしていきます。

 

近年は、DVなどで心身共に大きなダメージを負った女性の入所も多いため、
そのような女性に対して、適切なケアを行う事ができる体制を
充実させる施設も増えてきました。

 

また、夫からの暴力、離婚問題、生活問題、家庭問題など、
女性が抱える問題解決のための
電話や来所による各種相談事業も行っています。

 

問題によっては、警察や関係機関との連携も行います。

 

就業や住宅確保の情報提供なども自立支援のための一環として行います。

婦人保護施設で働いている人が持っている資格

婦人保護施設で働いている人は、社会福祉士や社会福祉主事、
看護師、臨床心理士、栄養士、調理師などの資格を持っています。

婦人保護施設の施設概要

婦人保護施設は、1956年、売春防止法の下に誕生しています。

 

つまり、始まりは、売春を行う恐れのある女子を、
収容保護する事を目的とした施設でした。

 

しかし、近年は、家庭環境の破綻、生活の困窮など、
社会生活を営む上で困難な問題を抱えている女性を保護の対象としています。

 

特に、2001年に成立した、配偶者暴力防止法によって、
婦人保護施設が、DV(配偶者からの暴力/ドメスティックバイオレンス)の
被害者を保護できるようになったため、
激増しているDVから逃れる女性たちのうけ皿となっています。

 

婦人保護施設の設置主体は、都道府県や社会福祉法人などとなっていて、
全国にある女性相談センター(婦人相談所)を通じて、保護が行われています。

 

そして、この婦人保護施設では、
自立更生と教育指導など、定められた規則のもとで、
社会で自立した生活を送ることができるようになるための支援を行っています。

婦人保護施設での暮らし

婦人保護施設は、居室、相談室、静養室、医務室、作業室、食堂などが整備されていて、
精神的に追い詰められた女性たちの心が解放されるような配慮がされています。

 

また、DV(配偶者からの暴力/ドメスティックバイオレンス)を受けた
入所女性の安全確保のための警備も強化されており、
夜間警備体制も万全にする施設が増えています。

婦人保護施設の将来性

DV(配偶者からの暴力/ドメスティックバイオレンス)を受けた
入所女性が急増していることから、
施設の整備拡充の見直しがされています。

 

また、保護された女性に子供がいる場合は、
母子生活支援施設などの関係機関と連携し、
その母子にとって最も良い方法での保護、自立支援を考えていきます。

 

そして、女性の「避難所」としての役割を担う女性保護施設「婦人保護施設」の、
新しいあり方は、今後も模索されていくでしょう。